゚+* ベルガモスレッド *+゚
な、なんかあたってるんだけど…。


だけど糸なんてついてないし…。


そう思いながら小指を見つめる。




「何やってんのー?」


「み、美香っ!!!!!!」


私は慌ててその本を自分の後ろに隠す。



「何隠したのー?みせて、みせてー?」



そう言って必死に隠していたが、

あっけなく奪われる。



そしてページをパラパラとめくる美香。




ど、どーしよう。



「美香、こんな本読むの?珍しいね」


そう言って返される。


「え…。」


「だってそれ歴史の本でしょ?

しかもイラストなしの文庫本。

萌がそんなの1度も読んでるとこ見たことないし。


あ、私も借りたい本あるんだったー」



そう言って本を探しに行ってしまった。





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