゚+* ベルガモスレッド *+゚
そして着いた先は学園内の庭。


こんなところになんの用だよ…。



「お前が萌のこと好きなのに手出して悪かった。

萌は本当にお前のことしか見てねえ。

だから…幸せにしてやってくれ…」


そう言って俺の肩をぽんっと叩き、

横を通りすぎていく。


「なんでお前にそんなこと言われなきゃ

いけねーんだよ。」



そう言うと、ゆっくりとこっちに振り向く。



「萌のことは一目惚れだった。

だけど今は守る、いや、守らねえと

いけねーもんができちまった。」



「新井のことか?」


「あぁ」



そう言ってまた近づいてくる。



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