゚+* ベルガモスレッド *+゚
「ねぇ、どこまでいくの?」


萌にそう言われ立ち止まる。


ここは一番奥の駐車場だし、海よりも上にあるため

砂浜にいる人たちからは見えない。



そして、萌の方に振りかえる。



「星くんは、ヴァンパイア…なんだよね…?」


「あぁ。昨日の夜、突然来やがってさ…」



そう言うと、「そーなんだ」と納得している。


俺を取り戻しに来たことも知らずに…。




「それよりさ…血くれ」


そう言ってしゃがみこみ、車に押し付ける。



「こ、ここで?///だ、誰か来ちゃうよ?」


「大丈夫だって。来たらまた口ふさいでやるからよ。」



そう言って赤くなった萌の顔を見て、

俺は首に顔をうずめる。









< 263 / 371 >

この作品をシェア

pagetop