゚+* ベルガモスレッド *+゚
「サン?このカギでその爆弾、はずれるよ?」



そう言って、ドアの前にルナがカギを揺らしている。



「おい、頼む。

カギを……くれないか?」


「いーよ?サンが私のお嫁さんになってくれたら。」



そう言って楽しそうにしている。


こんなときに、ふざけてんじゃねーよ。



「おい、冗談やめろ。早くよこせ。」


そう言って俺はルナに近づく。



「冗談なんかじゃない。私は本気よ。」


そう言ってカギを自分の後ろに隠す。




「サンはいつだってそうだった…。

私のことなんて、1度も見てくれなかった…。

私はサンの許嫁なのよ!

今だってそうじゃない…。

人間は私たちにとったらただの餌でしょ。

なのに…なんで…なんで……?」




< 318 / 371 >

この作品をシェア

pagetop