゚+* ベルガモスレッド *+゚
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そして、一時間後、地球に着く。


もちろん、場所は学校の図書室のあの部屋。



地球に着くまでの宇宙船の中はとても静かで

誰一人、口を開かなかった。


そして、俺たちは宇宙船から降りる。



その頃には俺もセイもすっかり傷跡も消え、

元気になっていた。



「二人には悪いけど、俺はここに残ることにする。」


「ほんま、昔から頑固やなーサンは。

連れて帰らんくて怒られるのは、俺やねんぞ?」


そう言って笑っている。



「わりぃ。」


「えーって。1つ借り作っといてやるから。」



そう言って俺の肩に手をおく。




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