モノクロ 〜真実の剣と偽りの盾〜
友花side
これからどこに行こうか話しかけようと楓ちゃんの顔をみると、どこかを見ながらすごい顔をしてる。
どうやったらそんな顔出来るんだと少し笑いそうになりながら楓ちゃんの視線を追う。
その先にあったのは…
どこかで見た記憶のある笑顔だった。
その笑顔の持ち主を、頭の中で必死に模索する。
すると…。
一件、ヒットした。
答えは…、答えは、…あかりちゃん──光太くんの妹だった。
光太くんの妹、あかりちゃんとは、一度だけ一緒に遊んだことがある。
その時のあかりちゃんはまだ幼稚園くらいで、何をしてもたどたどしく、とても愛らしかったのを覚えている。
それが、もう彼氏が出来る年頃になったのか。
しかも、超イケメンの。あかりちゃんだって、本当に失礼な言い方だけど、黙っていたら可愛いし、これじゃはたから見たら憧れのカップルではないか。
私達に気付かないといいなあ…。それとも、もしかしてもう気付いている?その上でのアピールなのだろうか。だとしたら何のために?
…その前に、一度しか会ったことがないし、その時はまだ、幼稚園児だったのだから覚えている訳がない。
…はっと我に返り、思わず楓ちゃんの方をみると、楓ちゃんと目が合った。
これからどこに行こうか話しかけようと楓ちゃんの顔をみると、どこかを見ながらすごい顔をしてる。
どうやったらそんな顔出来るんだと少し笑いそうになりながら楓ちゃんの視線を追う。
その先にあったのは…
どこかで見た記憶のある笑顔だった。
その笑顔の持ち主を、頭の中で必死に模索する。
すると…。
一件、ヒットした。
答えは…、答えは、…あかりちゃん──光太くんの妹だった。
光太くんの妹、あかりちゃんとは、一度だけ一緒に遊んだことがある。
その時のあかりちゃんはまだ幼稚園くらいで、何をしてもたどたどしく、とても愛らしかったのを覚えている。
それが、もう彼氏が出来る年頃になったのか。
しかも、超イケメンの。あかりちゃんだって、本当に失礼な言い方だけど、黙っていたら可愛いし、これじゃはたから見たら憧れのカップルではないか。
私達に気付かないといいなあ…。それとも、もしかしてもう気付いている?その上でのアピールなのだろうか。だとしたら何のために?
…その前に、一度しか会ったことがないし、その時はまだ、幼稚園児だったのだから覚えている訳がない。
…はっと我に返り、思わず楓ちゃんの方をみると、楓ちゃんと目が合った。