奥様のお仕事
美由紀さんが 変なこと言うから今日の私は


「マリン熱でもあるのか」


「え?」


「頬が真っ赤だぞ」


風呂上りの浩一郎が上半身裸で
髪の毛をバスタオルで拭きながら近づいてきた。


逞しい・・・・・・
盗み見する浩一郎の上半身は筋肉がしっかりついていて
でも 今日はすごい至近距離でそれを見る。

じいちゃんが美術の先生になって書いた
モデルの石像みたい


ドキン ドキン ドキン


その時 浩一郎の顔が近づいてきて


え~~~~~~っ!!!


額と額が くっついた。


クラクラ~~~~~ァ~~


「おい 大丈夫か?風邪ひいたんじゃないのか」


違うよ 浩一郎がこんなことするからだよ・・・・


「大丈夫よ ちょっとめまいしただけ」


「無理してまた掃除してたんじゃないか?
出来ないときはしなくていいんだぞ」


「うん ありがとう」


「明日は朝も起きなくていいから寝てなさい」


「大丈夫だよ」


私がクラクラして頬が熱いのは
浩一郎とあんなこと こんなことしたらって妄想が
広がりすぎただけだもん。


変態でしょ
とっても言えません・・・・・


「頑張りすぎなくていいんだよ」

目の前に広がる 胸筋の逞しさに 鼻血が出そう・・・・・。
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