奥様のお仕事
好きって気持に 切ないって気持がセットになるのを知った。


具合は悪くはないけれど
もうこの調子では 起きていても墓穴を掘るから
お言葉に甘えて ベットに入った。


「何か欲しいものがあれば声をかけなさい」


「大丈夫少し寝るね」


愛し合うことのないダブルベット
佐伯さんと美由紀さんが 昨日ずっと・・・・・


布団をかぶった。


そんな想像しちゃダメだって~~~~~



私だって
あの逞しい胸の中で・・・・・・


「あ~~~もう 変態!!!」


バタバタと足を動かしていると



「どうした?呼んだか?」
浩一郎が入ってきた。


「どこか痛むのか?」



涙が出てきた。
「病院行くか?」
すごく心配そうな顔に もっともっと心配してと思った。


「泣いてるぞ 辛いのか?」



私は無言で首を振るしかできない。



「変だぞ マリン」



私を抱き上げると 静かに抱きしめてくれた。



好き

好きなんです・・・・・・・



「大丈夫 俺がいるから」


「うん ちょっと具合悪いみたいで 涙が自然に出てくるの・・・・・・・」


「バカだな 無理して 辛かったんだな」

辛いのはあなたを想う恋心だけ・・・・・


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