奥様のお仕事
切ない業務追加
「それではわたくしはまた明日伺います」
鈴木さんの業務が終了したようだった。
「明日片づけますので いつものように
そのままにしておいてくださいませ」
「お疲れさま 鈴木さんもよいお年を
明日も忙しいけれど 頼みますね」
母親が立ち上がって 封筒を渡した。
「いつもありがとうございます
ありがたくいただきます」
「お疲れ様 来年もよろしくね」
浩一郎が言うと 弟妹も声を揃えて
「よろしく」と言った。
私は席を立って 鈴木さんを 追いかけた。
「鈴木さん 今日はありがとうございました。
これ おすそ分けに とっておいたんです
ラップかけて 持って帰ってください」
「え?そんな よろしいです」
恐縮している様子だったけど
「お疲れでしょう?食べながら少しゆっくりしてください」
「ありがとうございます
遠慮なく いただいて行きますね」
浩一郎から鈴木さんが離婚して一人だと聞いていた。
一人娘さんも地方に嫁いでしまったと・・・・。
「鈴木さん 来年もよろしくお願いします」
「こ……こちらこそ……よいお年を……」
初めて鈴木さんが笑顔を向けてくれた。
敵が一人味方になってくれたような 安堵感・・・・。
鈴木さんの業務が終了したようだった。
「明日片づけますので いつものように
そのままにしておいてくださいませ」
「お疲れさま 鈴木さんもよいお年を
明日も忙しいけれど 頼みますね」
母親が立ち上がって 封筒を渡した。
「いつもありがとうございます
ありがたくいただきます」
「お疲れ様 来年もよろしくね」
浩一郎が言うと 弟妹も声を揃えて
「よろしく」と言った。
私は席を立って 鈴木さんを 追いかけた。
「鈴木さん 今日はありがとうございました。
これ おすそ分けに とっておいたんです
ラップかけて 持って帰ってください」
「え?そんな よろしいです」
恐縮している様子だったけど
「お疲れでしょう?食べながら少しゆっくりしてください」
「ありがとうございます
遠慮なく いただいて行きますね」
浩一郎から鈴木さんが離婚して一人だと聞いていた。
一人娘さんも地方に嫁いでしまったと・・・・。
「鈴木さん 来年もよろしくお願いします」
「こ……こちらこそ……よいお年を……」
初めて鈴木さんが笑顔を向けてくれた。
敵が一人味方になってくれたような 安堵感・・・・。