奥様のお仕事
抱きしめられた余韻で体が熱い・・・・。
各部屋にお風呂がついている ホテルのような家


「もう~~~やだやだ~~変態~~~」

何ともいえない火照った心を冷やすのに
冷水のシャワーをぶっかけた。


「キャ~~キャ~~」


一体私は何をしたいんだろうか。


「好き 好き 好き どうしたらいいの・・・・
こんなに好きになっちゃって 私・・・・・・
仕事なんかじゃなくて 浩一郎の本当の奥さんになりたい」


泣き虫になったのは 人と接するようになったから
今まで知らなかった想いがたくさん溢れてきて
私の心の中はそれを抱えることができなくなるから


胸が痛い・・・・・
好きなのに こんなに近くにいられて
優しくしてもらえるのに


どうしてこんなに悲しいんだろう・・・・・。



切ない・・・・・


幸せだって思う反面
辛くて逃げ出してしまいたくもなる


自分のコントロールがきかないのは
経験不足だから
でも誰にも相談できない


「愛してる・・・・・
私の全部 あなたのものになりたい・・・・・
あなたの全部を 私だけのものにしたい・・・・・」


お風呂で泣いて泣いて 寝室に戻ると
浩一郎は眠っていた・・・・・。


よかった・・・・こんな顔見せられなかったよ・・・・
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