奥様のお仕事
「若奥様!!」

鈴木さんが走り寄ってきた。


「あけましておめでとうございます」


「あ おめでと・・・って 片づけもしかして」


「はい 浩一郎と一緒に」


「そんな大変だったでしょ・・・・」


「いいえ 新しい年を迎えるのに汚いままなんて
絶対イヤだったので それに体を動かしたおかげで
爆睡できました」


「若様にまで・・・・」


「優しいんですよ」


「お幸せですね 若様は こんな可愛くて
お優しい奥様をもらって やっぱり人を見る目が確かです」


鈴木さんの言葉が嬉しかった。


「そうそう お料理とても美味しかったです。
参考にさせてもらいますね」


「私こそいろいろ教えてください。
この家のこと少しでも気に入ってもらえるように
頑張らなくっちゃ」


「おはようございます」


ヘルプの人がやってきた。

「今日は大変ですから 早くお支度して
お出迎えしないと・・・・・エプロンは今日はいいですから」

鈴木さんに今日は 一騒動あるということを事前に教えてもらった。
今日もまた 闘うのか・・・・・
教えてくれたから 心の準備ができたけどね・・・・。
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