奥様のお仕事
「かあさんがそれまで ピアノ教えてたけど
美輝を妊娠して高齢出産だからさ
五月さんが家に来て 教えてくれるようになった。
コウくんは16歳で俺は6歳の時」
「そんな小さな子だったのに 何がわかるの?」
「今思えばさ ああ やっぱあんときとか
わかるじゃん 自分も年頃になったら」
「憶測ね いらない話聞いた」
不愉快だった。
夏絵とも長いからいろいろあったんだろうけど
その年上の女との あれこれは ちょっと刺激的すぎて
よかった 顔見てなくて・・・・・・
「いいよ 降りて さっきの封筒ちょうだい」
「え?」
「騙すつもりはなかったんだけど かあさんが
お嫁ちゃんは 今日いても大変だからさきに送って行けとさ」
「は?羊羹は?」
「嘘嘘~~~ひどい手を使う奴らだろ
こんな家に嫁に来て 可哀そうだな
封筒には 俺への報酬が入ってる~」
「信じられない」
「コウくんは ウチの期待の星だからさ
どっかの議員の娘と結婚させたいんだよ。
だから前の彼女の時も 反対して ま あっちが
ブチ切れて別れたらしいけど
だから お嫁ちゃんは 別れさせられるよ」
気の毒そうに伸二郎が言った。
「ふざけんな 人をバカにして」
封筒を叩きつけてやった。
「管理人に言ってあるから 鍵あけてもらってね~」
そう言うと 伸二郎は車を走らせてしまった。
美輝を妊娠して高齢出産だからさ
五月さんが家に来て 教えてくれるようになった。
コウくんは16歳で俺は6歳の時」
「そんな小さな子だったのに 何がわかるの?」
「今思えばさ ああ やっぱあんときとか
わかるじゃん 自分も年頃になったら」
「憶測ね いらない話聞いた」
不愉快だった。
夏絵とも長いからいろいろあったんだろうけど
その年上の女との あれこれは ちょっと刺激的すぎて
よかった 顔見てなくて・・・・・・
「いいよ 降りて さっきの封筒ちょうだい」
「え?」
「騙すつもりはなかったんだけど かあさんが
お嫁ちゃんは 今日いても大変だからさきに送って行けとさ」
「は?羊羹は?」
「嘘嘘~~~ひどい手を使う奴らだろ
こんな家に嫁に来て 可哀そうだな
封筒には 俺への報酬が入ってる~」
「信じられない」
「コウくんは ウチの期待の星だからさ
どっかの議員の娘と結婚させたいんだよ。
だから前の彼女の時も 反対して ま あっちが
ブチ切れて別れたらしいけど
だから お嫁ちゃんは 別れさせられるよ」
気の毒そうに伸二郎が言った。
「ふざけんな 人をバカにして」
封筒を叩きつけてやった。
「管理人に言ってあるから 鍵あけてもらってね~」
そう言うと 伸二郎は車を走らせてしまった。