奥様のお仕事
二日後 やっと体を起こした。
あれから何度も 浩一郎に着替えをさせてもらった。

急に恥ずかしくなってしまう自分
散々 体をあずけて まな板の鯉だったのに・・・・


部屋を出ると ソファーで浩一郎が眠っていた。


「片付いてる」

私のパジャマや下着が綺麗にたたんであった。
そう言えば お粥も何度か持ってきてくれた。


久し振りに コーヒーをおとした。


「いい香り~」


浩一郎の分と自分の分をマグカップに入れた。


「う~~~~ん」
浩一郎が寝返りを打って 私を見た。


「おはよう ありがとう」


「大丈夫か?」


「浩一郎の看病のおかげ ありがとう」


「無理させちゃったな
マリン体あんまり丈夫じゃないから」


「コーヒー飲もう」


浩一郎が起き上がったから 隣に座った。


「やっぱり 二人で飲む コーヒーは美味しいな」


「うん」


「ありがとう」


浩一郎の肩に頭を乗せた。


「ちょっとだけ甘えさせて」


「いいよ いつでも甘えて」


ねぇ・・・・・ずっとずっとこうしていたい。
浩一郎が好き

好きすぎて 辛いくらいだよ・・・・・・・・。
逃げ出しちゃうから・・・・・ちゃんと拘束していないと。
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