奥様のお仕事
出て行くタイミングが見つからず
浩一郎がベットに入ってくるのを待ちながら
眠ってしまった。
朝 目が覚めると 隣にはいなかった。
リビングのソファーに突っ伏して眠っていた。
テーブルには 缶ビールが三缶もおいてあった。
浩一郎がこういう飲み方をするのは めずらしかった。
「浩一郎……」
体を揺さぶると
「ん~~~」
そう言ったまま起きようとしないから
毛布をかけた。
「風邪ひかないでね」
テーブルの上を片付けてると 不自然に転がってる
クッションがあった。
これだ
昨日何かぶつけた音がしたの
拾って所定の位置に戻した。
クッションにあたるくらい 何を浩一郎は
五月さんのことで 悩んでいるんだろう・・・・・・。
私の順風満帆だった仕事内容に 影が差した気がする。
仕事と私事を混同させていた罰か
仕事はそんなに甘くないぞって警告なのか
踏み込んではいけない 浩一郎の過去
夏絵さんの時のように 笑って話をしてくれる思い出ではなさそうで
それがまた
その想いが特別な気がして 胸騒ぎ・・・・・。
この仕事をして 私は心の中に感じる想いが
たくさんあることを知った気がした。
浩一郎がベットに入ってくるのを待ちながら
眠ってしまった。
朝 目が覚めると 隣にはいなかった。
リビングのソファーに突っ伏して眠っていた。
テーブルには 缶ビールが三缶もおいてあった。
浩一郎がこういう飲み方をするのは めずらしかった。
「浩一郎……」
体を揺さぶると
「ん~~~」
そう言ったまま起きようとしないから
毛布をかけた。
「風邪ひかないでね」
テーブルの上を片付けてると 不自然に転がってる
クッションがあった。
これだ
昨日何かぶつけた音がしたの
拾って所定の位置に戻した。
クッションにあたるくらい 何を浩一郎は
五月さんのことで 悩んでいるんだろう・・・・・・。
私の順風満帆だった仕事内容に 影が差した気がする。
仕事と私事を混同させていた罰か
仕事はそんなに甘くないぞって警告なのか
踏み込んではいけない 浩一郎の過去
夏絵さんの時のように 笑って話をしてくれる思い出ではなさそうで
それがまた
その想いが特別な気がして 胸騒ぎ・・・・・。
この仕事をして 私は心の中に感じる想いが
たくさんあることを知った気がした。