奥様のお仕事
「痛みはどう?・・・・・・よかった・・・・・
テレビでやってたよ・・・・・もうあんなヤツの
いいなりにならなくていいんだよ。
所持って言ってたけど あの様子なら 間違いなくやってるだろ?
もう五月さん自由になるんだ・・・・・・・
大丈夫・・・・・・五月さんがこんなことになったのは
俺のせいだから・・・・・・・いや 俺が五月さんを不幸にしてしまった」



声は殺してるけど その話はしっかり聞き取れていた。


「責任は俺にあるから・・・・・・わかってるよ 泣かないで
・・・・・大丈夫 俺がいるだろ」



俺がいるだろ・・・・・・


大きく深く深呼吸をした。
この言葉が この仕事の終わりの合図


「帰ったら また 顔を出すから・・・・・・うん
・・・・・ありがとう・・・・お大事に・・・・・・」


今日は 何でも私の言う事を聞いてくれるって言った。



私のわがままを全部受け止めてもらおう
そして そして


お仕事は終了


私の初恋もピリオド


そしてこれからは 一人で生きていく・・・・・・。



「マリン 朝食 運んでもらうけど大丈夫か?」


「うん お腹すごくすいちゃった」


浩一郎が愛してくれる 無邪気なマリンでたくさんわがまま叶えてもらおう。
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