奥様のお仕事
「ちょっと待て 三回戦目は ワシが作る
おまえたち後 向いとけ」

わさび入りを自分で作るまで じじいも 夢中になった。


美輝が
「ね おじいさま あんなに楽しそうなの初めてよ」
小さい声で私につぶやいた。


「よかった~」


「マリンさん 魔法使いみたい」


三回戦目 もう わさび入りがどこにあるのかは
じじいの視線の先でわかった。


「わかりやす・・・・」
美輝が囁く。


「何してんの?たこやき?マジ?」
伸二郎が立っていた。



「うわ めっちゃ うまそうなんだけど」

中に入ってきて わさび入りのたこやきを 口に入れた。


「うっぎゃ~~~~!!!」
悶絶する 伸二郎を見ながら 大爆笑


じじいが一番喜んでいた。


「え?何してんの・・・・え?何これ・・・・」


「おじいちゃん作 わさび入りたこやき 
伸二郎さんに ビンゴ~~」



じじいの 楽しそうな様子に伸二郎も 驚いている。


「さ 伸二郎も来たから 四回戦目だ
次も 俺が作る マリン これ流すんだな」


楽しい・・・・・
マリンって 呼んでくれた。


もう 遅いけれど・・・・・すごい楽しい・・・・・・
もっと早く 仲良しになれたらよかったな・・・・・。
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