奥様のお仕事
薄いピンクのガウンが女用で
ブラウンのガウンは男用

私は下着をつけてガウンを着た。


それにしても 浩一郎はいつまでいるんだろ。
そう言えば 佐伯さんが 
明日迎えに来るって言ってたけど・・・・・・


きっと違う部屋とってるんだよね。
あり得ないもんね
一緒に寝るなんて・・・・・・。

大きなベットと普通のベットが並んでおいてあった。


首をブンブン振る。


ありえない ありえない
祖父が信頼してる人だもん


深呼吸をする。


暖かい素材のスリッパにはきかえる。


猫毛な髪の毛は ドライヤーの強い温風で
あっという間に乾いた。

いろんなことがあった一日だった。
朝 起きた時は まだ 島にいたなんて嘘みたい。


ドアを開けてリビングに行くと
浩一郎はまだ書斎で 何かをしている。

「冷蔵庫に飲み物があるから 好きなもの飲みなさい」


私に気づいて浩一郎が振り返った。
思わず恥ずかしくて 足がすくんだ。

「はい」


冷蔵庫から オレンジジュースを出して
座り心地のいいソファーに腰を下ろした。
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