奥様のお仕事
朝 部屋に浩一郎がいなかったのは 
ランニングに行ってたからだった。

「こんな寒いのに・・・・・」

雪が積もって凍結するようになったら終わり。

「根性なし」

週末はジムへ 平日も時間に余裕があればジム通い

「健康オタクだわ」

とりあえずここに書かれてることは
その都度確認することにして

私の時間をいかに 有意義に使うために
どうしたらいいのかを 考えよう・・・・・・。


それには

「こうしていられないわ!!!
朝から必死にやれば 昼寝もできるし 
好きなこともできるし!!!
もうこれが今 私の居場所なんだからやるしかない」


大きな部屋は掃除機をかけるのも大変で
幸いなことに 祖父の暮らしていた時みたいに
細かいものが乱雑においてなくて


ワイパーを使って簡単にほこりをとれるし
几帳面な性格なのだろう
書斎の机の上も片付いているから
祖父のアトリエなんか ひどかったから・・・・・


捨てたら怒られるし
掃除は大変だった。


ここはただ広いだけでそう大して苦労せず仕上げられる。


悩むのは洗濯だった。
はたして 浩一郎と私のものを一緒に洗うべきなのか・・・・。
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