《詩集》反証と感傷
森のクジラ
『森のクジラ』
ふわり
ふわふわ
雲の上
光がすべてを包む中
青いクジラが君を呼ぶ
淡く円らな君の目も
ほんのり色づく唇も
何処に居たって僕には見える
たとえ空へと昇っても
くるり
くるくる
木の葉舞う
独り静かな木々の間に
青いクジラは泣いている
これは空想
僕の夢
ふわり
ふわふわ
雲の上
光がすべてを包む中
青いクジラが君を呼ぶ
淡く円らな君の目も
ほんのり色づく唇も
何処に居たって僕には見える
たとえ空へと昇っても
くるり
くるくる
木の葉舞う
独り静かな木々の間に
青いクジラは泣いている
これは空想
僕の夢