スキってなに?
そして優太くんは離れる。

「ちょ、優太くん。今…え?なに?」

私はなにがなんだか頭が混乱。

「好きが分からないってさ。」

「え?」

「それってさ、
もう俺のこと好きってことじゃん?」

え?なに?どういうこと?
私はもう優太くんのことが好き?

「好きってことはね、
もっと一緒にいたいとか相手のことを
いつの間にか考えてたり
相手のことをもっと知りたいって思う。
それが好きってことだよ?美那。」

「じゃあ、私は…」

私は優太くんのことが。


好き…なんだ。


「俺のこと好きなんだよ。美那は。」

「ってことは両思い?」

私は何を聞いてるの…もう。

「そう、俺ら両思いだよ。
てか、俺美那の唇奪っちゃったしー」


あ…。
赤がとてつもなく熱くなる。

「顔赤いよ?美那」

そんなこと言われても
ファーストキスってやつ?
しちゃった、から。
でも、嬉しいな。
それは優太くんだからかな?

「だって初めてだったから」

「まさか俺、美那のファーストキス
奪っちゃった?」

ちょっと嬉しそうに優太くんは言った。

「うん。」

私はもう色んなことありすぎて
色んなことで頭が混乱してて
ついてけてないよ。

心臓ばくばく。







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