お前を好きになって何年だと思ってる?
私は冬夜の部屋まで行くと

コンコン、とノックした。

「冬夜〜、入るよ?」

そう言って扉を開けるとやっぱり汚い冬夜の部屋。

片付けたらいいのに…

「冬夜〜、7時半だよ」

声をかけながら雑誌や服やらを跨いでベッドに近寄り、

冬夜の肩をトントン、と叩く。

冬夜はうう…と唸って薄っすらと目を開けた。

「おはよ、冬夜」

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