お前を好きになって何年だと思ってる?
そう言って微笑むと、冬夜の顔が少し赤くなったように見えた。

「っ…はよ…」

「朝食出来たから準備できたら来てね?」

私はそう言って部屋を出た。

キッチンに戻ると

トーストはいい具合に焼けててコーヒーも出来て、

香ばしい香りが部屋全体を包んでいた。
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