お前を好きになって何年だと思ってる?
「あーあ。武田のやつ…
明野も何やってんだかね〜」

夏樹はそう言って私の頭をポンポン撫でながら去っていくギャルを睨みつける。

「美愛、またこんなことあったら
すぐ言って?」

「うんっ!夏樹、ありがと〜!」

「いいえ」

私たちは微笑み合って教室に戻った。
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