お前を好きになって何年だと思ってる?
私服に着替えてはあっとため息。

…いいよね…。

もうそう思うしかない。

私はもう一度ため息をついてリビングに向かった。



リビングではすでに美樹さんと奏さんが来ていた。

「冬夜は部活で後で来るって」

ママにそう話してるのを聞いてそうだ、

と思い出す。冬夜は部活だから…多分遅いよね。

少しほっとして真さんの隣に座る。

「美愛…久しぶり」

「お久しぶりです」

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