お前を好きになって何年だと思ってる?
冬夜side

『いますから!』

美愛のさっきの言葉が頭の中でリピートされる。

彼氏…美愛に…彼氏…

聞いたとき、不思議となにも思わなかった。

ただ、ああそうかよって感じ。

もうどうでもよくなった。

でも今、自分の部屋に入ると

色んな感情が溢れ出してくる。

…彼氏…だって?

そんなの…俺の気持ちに気付いてからにしろよ…

美愛…俺が…なんのために…
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