お前を好きになって何年だと思ってる?
私は呆然とその場に立ち尽くして

恵美が出て行った後を見ていた。

恵美…洋君が好きなんだ…。

なのに私っ…

ガシャンとフェンスにもたれかかった。

なんてこと…しちゃったんだろ…?

私…なにしてるんだろ?

一粒の涙と共に、恵美に申し訳ない気持ちが押し寄せた。

もう…洋君とは別れよう…

好きな人が出来たわけじゃないけど

別れよう…
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