お前を好きになって何年だと思ってる?
裏方は午後の部に交代して

接客はまだ午前の人が続けている。

私と夏樹は並んで出店を回った。

「とりあえず昼食にしない?」

「いいよ、何にする?」

夏樹に言われてうーん、と考える。

「一通り見ていく!」

でも一瞬で決まった。

「クレープにしよ!」

「…お菓子じゃん。まあいいか」

夏樹はそう言うと私と一緒にクレープの屋台に向かった。
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