お前を好きになって何年だと思ってる?
そう言って目を伏せた。

やっぱりダメかな?

そりゃ…そうだよね、普通…

「…お前幼馴染みやめるとか戻るとか忙しい奴だな」

へ…?

想像もしていなかった冬夜の言葉に顔をあげる。

「帰ろうぜ。ったく、俺は忘れもん取りに来ただけだっつーのに…」

そう言って髪をかきあげる冬夜。

「い、いいの?」
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