お前を好きになって何年だと思ってる?
部屋で色々と用意しているとみんなが玄関の方に向かう音。

藤沢君が帰るんだと思って私もお見送りのために部屋をでる。

「おじゃましました」

「いいのよ、またいつでも来てね?」

ママに言われて微笑む藤沢君。

「玲さん、ありがとうございます」

「冬夜君まで〜。私も楽しかったし、
ほんとに。じゃあまたね?」

「はい。ありがとうございました。冬夜、碓氷も…また明後日な」

「うんっ!」

「じゃあ」

藤沢君はそう言うと去って行った。

「さ。お風呂入れたから二人とも入りなさいね〜」

ママはご機嫌でそう言うとリビングに向かった。
< 353 / 464 >

この作品をシェア

pagetop