お前を好きになって何年だと思ってる?
と言われた。

私が鈍感?

いやいやそんなことないです!!

「まあまあ、美愛。そんなにカッカしないの」

ママがそう言いながらリビングに入ってきて私にティーカップを渡す。

「これなあに?」

「カモミール。あったまるわよ」

私は膨れっ面のまま飲んだけど次第に落ち着いてきた。
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