お前を好きになって何年だと思ってる?
慌ててそう言って冬夜を叩き起こす。

「…ってぇ……んだよ」

冬夜が少し目を開ける。

「風邪引くよ!部屋に戻ったら?」

「…んん………」

うん、戻る気なし!

「冬夜ってば!」

「…っるせー…」

冬夜はそう言うと私をグイッと引っ張った。

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