お前を好きになって何年だと思ってる?
「こわい…」

すると部屋から冬夜が出てきた。

「美愛っ、大丈夫か!?」

私はすがりつくように冬夜に抱きついた。

「ちょ、美愛っ…」

さっきあんなに離れてって言ったのに

今度は自分から抱きつくなんて…

まったくどうかしてる…

やっと揺れが収まった。

でもまだ恐怖心で冬夜に抱きついたまま。
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