お前を好きになって何年だと思ってる?
「あら部活?頑張ってね」

「ああ。じゃあ」

冬夜はママにお辞儀してから、

美樹さんがママの方を向いた隙に私にベーっと舌を出して家を出て行った。

むっかぁーーー!!!

なによバカ冬夜めぇーー!!!

「さあて、美愛も図書館にでも行ってきたら?」

ママに言われて膨れっ面で頷いた。

「行ってくる!」

そう言って鞄を持って靴を履く。

むしゃくしゃしたら落ち着かなきゃね!

で、私の場合は図書館に行く。

バカ冬夜のことなんか忘れるんだからっ!

「じゃあ行ってきまーす」

「行ってらっしゃい。気をつけてね?」

「うんっ」

私は美樹さんにお辞儀をすると家を出た。
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