お前を好きになって何年だと思ってる?
私が首を傾げていると、美樹さんが苦笑いを向けた。

「美愛ちゃんは理解しなくていいのよ。
ほらほら玲がドジしそうだから手伝ってあげて?」

「美樹ひどーい」

ママがそう言って膨れっ面。

なんかほんとに高校生みたい。

「冬夜は手洗いうがいしてきなさい」

美樹さんはそう言って冬夜を洗面所に押し込んだ。
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