好き…だからっ‼︎
藍「律くん、何処行く?」
幸斗「おれ、お化け屋敷」
藍「律くんに聞いたんだけど」
幸斗「えー、3人でまわるんだから俺の意見も採用してくれたっていいじゃん」
藍「別に3人で行くとは言ってない」
幸斗「ひどっ‼︎てか、なんで藍ちゃんだけ着替えてんのさっ‼︎」
藍さんには着替えてもらって3人で文化祭をまわることにした。
お化け屋敷かぁ…楽しそう。
律「俺、縁日と…お化け屋敷行きたいなぁ」
藍「そっか、じゃあ縁日行こう」
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藍「律くんおしい」
律「んー、こう…か?」
パンッ
俺達は2年の教室の縁日に来た。
射的をしてるけど…全然あたらない。
律「あぁ、当たったのに」
幸斗「律、かして。どれが欲しいの」
ドキッ…
律「えっ…えと、あのぬいぐるみ」
パンッ
藍「って、ダメじゃん」
幸斗「つっ、次は行けるはず」
藍「かして」
幸斗「あっちょっ…」
パァンッ
幸斗・律「……嘘」
藍「はい。律くん」
律「あっ……えと…それ…」
藍「ん…?」
律「藍さんにあげようとしてたんだ…。自分でとろうと思ったのに。ごめん」
藍「律……くん…」
幸斗「次行こうぜ」
律「えっ…あぁっうん」
びっ…びっくりした…
幸斗がいきなりおっきな声だすから…
幸斗「次、お化け屋敷な」
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律「結構……ムードあるね…」
藍「わぁああっ‼︎」
律「何っっっ…⁉︎⁉︎」
藍「ユキっ……手…離すなよぉ……」
幸斗「ごめんってば」
まさか……藍さんがそこまで怖がりだったとは…
にしても…幸斗は全然驚かないもんな…
てか…幸斗…さっきから怒ってるような
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律「怖かったね。藍さん」
藍「怖いどころじゃないよ………」
律「あはは…」
プルルルル
藍「あっ…俺だ。もしもし?うん……本当⁉︎ 今行く」
何だろう
藍「ごめんね、律くん。うちのクラスが人手足りなくなっちゃったみたいで…
俺、行かなきゃ。抜けられたらまた電話する。ユキ。律くんお願い」
幸斗「わかった」
律「藍さん…行っちゃったね。次、どこ行く?」
幸斗「……そうだな」
やっぱり…幸斗の様子が……おかしい。
何だろう………
律「幸……斗…?」
ガシッ
律「うわぁっ…えっ?幸斗…?どこ行くのっっ……?」
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幸斗に腕を強く掴まれ連れてこられたのは人気の全くしない空き教室だった。
律「幸…斗…?こんな所に…どう…したの……?」
幸斗「…………なんだ」
律「えっ…?何て?」