好き…だからっ‼︎

好きだよ

【藍side】

藍「律くんはどう…?」

幸斗『ん…?律…?ふっ…楽しそうだよ』

楽しそう? 律くん今何してんだろ

藍「あっ…じゃあユキ。後ちょっとしたら行くから。また連絡する」

幸斗『りょーかい。じゃねー』

後どれ位手伝えばいんだろ…
せっかく、律くんが来てくれたのに
このままじゃ、時間が……

『………………と…………』

んっ……?あれ?幸斗…電話切ってない?

『…………………め……………』

律くんの……声…?

俺は耳に再び携帯を押し当てた。



幸斗『ここ弄られて………そんなに気持ちかったか?』

律『ち……が…』

幸斗『違くないだろ?俺が藍ちゃんと話してる間にイッちゃったじゃん?』

律『言わな………で……んんぅっ…』

えっ……?
俺と電話してる間…何して………


幸斗『ここ…慣らしてやるよ』

律『はっ…やっ……ふっうんんんぅ…』

幸斗『もしかして……初めてか?丁度いい』

律『はっ…んっ……やっ…んんっ…』

幸斗『律…。好きだ』




えっ………?


律『幸………斗…』


ピッ__________

通話終了の文字が画面に出る。
俺の頭の中はひどく混乱していた

幸斗の「好き」を聞いた瞬間。
耳がきくのを拒否した様だった。

それに何よりも動揺を隠せなかった。
俺は今…きっと物凄い形相をしているだろう。

俺は…知らなくていい事を知ってしまったのかもしれない。


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