好き…だからっ‼︎
律「幸…斗……」
幸斗が…俺に告白をしてくれている。
なら、俺はそれに答えなければいけないはずだ。
しっかり伝えなければいけない。
幸斗の気持ちには答えられないということ…
律「幸斗。俺……幸斗の気持ちには答えられない……でも、俺も藍さんも…幸斗とずっと一緒にいられる事を望んでる。
だから…だから、離れないでほしい」
そう。3人で過ごす時間が幸せで楽しいんだ。
だから、その関係を壊したくない。
でも、幸斗の気持ちには答えられない。
藍さんが…好き…だから。
幸斗「律……」
律「幸斗…?」
幸斗「言われなくてもそうする。でも、お前と藍ちゃんが別れる事を望んでるのは確かだ」
律「幸斗…」
幸斗「どんな手段を使っても…別れさせる」
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その後俺たちは口もきかなくて…
目も…合わせなかった
藍「あっ、律くん。幸斗。遅くなってごめん。まだ、時間あるからまわろっか」
律「……」
幸斗…
幸斗「そうだな。どこ行きたいんだ?律」
えっ……
律「えっと…」
俺はひどく困惑した。もう、笑顔を見せてくれないと思っていた。
幸斗も…この3人の関係を崩したくないんだ…。
律「とりあえず、片っ端からまわろう‼︎幸斗‼︎藍さん‼︎」
幸斗・藍「りょーかい」
俺はとてもホッとしていた。
それと同時に幸斗が俺と同じ気持ちだったと喜びも感じた。
ただ、この時の俺はひどい勘違いをしていたのだと…
後になって思い知らされることになる。