こころの温度差
(もしかして、
きちんと別れようとか、
言われちゃうのかな。)

そうなのだろうか?

実はもう一人のあやも来てたりして。。

不安が不安を呼び、
こころの中がざわざわし始める。

(やっぱり、
今日は断れば良かった。。)

そう思っているうちに、
チャイムの音が聞こえた。


「は・ぃ」

「あっ、オレ。多田です。」

玄関を開けると
ずぶぬれの修が立っていた。
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