こころの温度差


付き合うのに、
後も先もないと思う。

たまたま会うのが遅かったんだと思う。


そう思うけれど、
私のほうが後だったってことは
正直、ショックだった。

「私が卒業してから、
同じ歳の彼女を高校で作ったの。

私は薬学部に通っていて、
勉強もバイトも忙しくなったから
このまま別れるのもしかたないって
放っておいたわ。
でも修は彼女と別れるから、
もう一度やり直してくれって、、。」

「まって下さい。それって?!」

「そうね、、。今と同じだね。」

えええ!!!何が何だか判らない。

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