こころの温度差
だから、あなたがバイト先に来て、
修の話を楽しそうにお友達としてるのを見て
ピンときたわ。

修は、私とバッティングしないよう
気をつけてたみたいだけど。」

「それで、わざわざ見に来たんですか?
どんなやつかと思って。」

亜矢子は黙ってしまった。

私も黙っていた。

一口食べただけの
サンドイッチのパンが
乾燥してしまって
私のこころみたいに
パサパサになっている。
< 137 / 204 >

この作品をシェア

pagetop