こころの温度差
店を出て、駅に向かう階段の途中で
フイに呼び止められた。

「あの、、、!!多田修くんの
お友達のかたですよね?」

振り返ると、
ショートヘアのほっそりした女の子が、
先ほどのカフェの
エプロンをして立っている。


「え?あっ!!はい。そうですけど、、。」

「あの、、大学の、、、
サークルが同じなのは、、。」

「あぁ、私です。
サッカーの、マネージャーをしてます。」

「はぁ、、。そうですか、、。」

私は彼女の深いため息を見過ごさなかった。
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