こころの温度差
少し間を空けると、
声を荒げて叫んで居た私に
修がおだやかに言った。

「彼女はバイトの仲間だよ。
前から気の付く子だから、
オレが居なくて
がっかりしていた二人のことをみて、
何かしてやりたいと思ったんだろう。

アヤも今度会ったら、
お礼を言ってくれ。」

それからは修は私が何を言っても、
彼女のことは一切話さなかった。

バイトの仲間だというだけで。

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