こころの温度差
シャワーから出ると、
修は大きな体を
なんだか遠慮がちに
私のベットに横たえた。

テレビでは深夜のバラエティ番組が、
妙なハイテンションで
途絶えることなく続いている。

修が泊まりに来たのは、
あの日以来かもしれない。


タオルケットを
くるりと体に巻き付けて、
壁側のすみの方で
もう寝息を立てている。
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