こころの温度差
なんだか拍子抜けした。



どうやら、
怪しいメールなんて無いみたいだ。

(私の勘違いだったの?
もしかして、あの子もほんとに
ただのバイト仲間なんだ!)


何度も繰り返し、
考えて来た結末の中の、
まさかの
一番良いカードを引き当てた気がした。


胸の奥に、なにか暖かなものが
流れてくるような、
暗かった空がいきなり晴れるような、

とにかくホッとした。
< 30 / 204 >

この作品をシェア

pagetop