こころの温度差
「修。 私の他に、好きな人、居るの?」


「えっっ?!なにを、、。」



「ごめんなさい。私、

あなたのケータイ、見ちゃった。」



修の顔が、スッと変わった。



私がカフェの帰りに女の人に会った話を
した時と同じ顔だった。


「あやっていうの?」


修は眉間にしわを寄せると、
視線を床のほうに移した。

そのまま両手で
自分の額を包み込むようにすると、
いつになく、
ゆっくりとした調子でこう言った。

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