こころの温度差
「ああ、もうひとり、
あやって名前の友達が居る。

オレはその子とたまに会ったり、
遊びに行ったりしてる。

でも、そんなの良くあることだろう。」
 
「じゃあ、どうして今まで
私に話してくれなかったの?!

友達のことなら
何でも私に話してくれたじゃない!!」

修の顔が、
みるみる赤くなって来たのがわかった。


今までよりもなおいっそう低く、
強い声でこう言った。

< 43 / 204 >

この作品をシェア

pagetop