こころの温度差
「もう、二人とも茶化さないでよ。
先輩と修はそっくりさんじゃない!」

私はセイちゃんと
ユミの方に向き直ると、
そう言った。


ふとした時に、

(ああ、ふたりは似てるな。)
とよく思った。


でも彼らが似ているのは見た目だけ。
中身は正反対だった。

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