こころの温度差
5、もう一度
結局、
その日はサークルには行かなかった。

ユミとセイちゃんは、
食欲の無い私を心配して、
一緒になにか美味しいものでも
食べに行こうよって言ってくれた。

それを丁寧に断って
一人でアパートに戻った。


でも、学校に行ってよかった。

授業も何も出てないけれど、
友達に会って話を聞いてもらうだけで
こんなに晴れやかな気分になるとは
思わなかった。


ユミの言う通り、
この先どうしたらいいのか
考えなくてはいけないと思う。

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