こころの温度差
どの位、登ったのだろう。

うっそうとしていた林を抜けて
ガードレールが、
違う模様に変わったとおもうと、

いきなりぱあっと
視界が大きく開けた。



眼下に、町のあかりや、
人が沢山集まった川岸が見える。

迷子を探す放送や、
お巡りさんの笛の音が
信じられないくらい

ここは静かで
私と新井先輩以外
誰もいなかった。
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