君がいなくちゃ歌えない。

薙刀「え?そ、それ言わなきゃ…だ、だめ?」


私が聞くと…


花奏「うん!だめ!」


花奏は即答して来た…


薙刀「うぅ~…」


花奏は目を輝かせてみて来ている


薙刀「いまじゃなきゃだめなの?」


私は困ったのでそう言った

私が聞くと花奏は、少し残念そうに…


花奏「わかった~…、じゃあ2人きりになったときに聞くね?」


とてもかわいい笑顔なのに…なんでかかな…
ものすっごい…怖い笑顔に見えた…


私はしぶしぶ…


薙刀「は、はは、はい…ズーンッ||||||」


私たちはそれからずっと小学校の頃のことを話していた


時雨said_____________________


さっきの話が気になってしょうがない…

『こっちにいた時も結構告白されてたからねぇ?。』

花奏の言葉がなんか頭に残っている…
なんでだろ…べつに気にすることじゃないのに…


なんでこんなに……………


胸が痛いんだろう……


薙刀「あの時やばかったよね!?なんかさ!荻(おぎ)君っていたじゃん!?」


花奏「うん!」


薙刀「あの子さ、あの時、教頭のカツラ剥がして、1ヶ月間昼休みにニワトリ小屋のそーじやらされてたんだよね!?」

花奏「あー!!憶えてる!あの時、マジで笑った!笑笑」

薙刀「ねっ!!笑笑」


薙刀たちはとても楽しそうに話していた
懐かしいな、荻…あいついま、県外にいるんだっけ…


でも…いまあいつもあいつなりに頑張って....『ケホケホッ!ケホッ…ケホケホッ!』

…!?…薙刀!?


花奏「なっちゃん!?大丈夫!?」


薙刀「だ、大丈夫…ちょっと噎せちゃっただけだと思うから…ケホッ…ゲホゲホッ!」

フラッ…

時雨「薙刀!!!」ダッ!…

ガバッ…

時雨「薙刀!!…薙刀!!、おいっ、しっかりしろ!!」


花奏「なっちゃん!!しっかりして!目を覚まして!ねえ!なっちゃん!涙」

ピタッ…!!?


時雨「すごい熱だ…、零兎誰か呼んできてくれ!!」


零兎「わ、わかった!!!」

零兎はダッシュで、廊下へ出て行った。

花奏「なっちゃん…。目ぇ覚ましてよぉ…。なっちゃん…なっちゃん!!泣」

花奏はヘナヘナになりながら泣き続けていた…


時雨「花奏、落ち着け大丈夫だから…!」

俺がそう言うと…
花奏「う、うん…ごめんね…涙」

花奏は泣きながら、必死に答えた

時雨「薙刀…もうちょっと待ってろよ…もうすぐ…誰か来てくれるからな…?」

俺は薙刀の顔をみて言った…
やっぱり熱があったんだ、あった時からなんか様子な可笑しかったと思ったんだ…


もっと早く言ってやればこんな事態にはならなかったのに…!!

薙刀「ん…」

時雨「薙刀?!」

花奏「なっちゃん!?」

薙刀「どうしたの?そんな…怖い顔し…て…ゴホゴホッ…ゲホッ」

時雨「お前すごい熱だぞ…なんで誰にも言わなかったんだ…」


こんな薙刀の弱々しい姿久しぶりに見た


時雨「まだ、治ってなかったのか…?」

花奏「なんで言ってくれなかったの?泣」

花奏が後に続く

薙刀「……ごめんなさい…言うつもりだった…でもいまの時間を大切にしたくて……」

薙刀が弱々しく言った

薙刀「本当に…ごめんな…さ…」
バタッ…

時雨「薙刀!!??」

花奏「なっちゃん!!??涙」


零兎「おい!連れて来たぞ!!」

その丁度に零兎が学校の教師達を連れてきた…

それから女の教師が救急車を呼んで薙刀は桜影時総合病院に運ばれた…

そしてなんと手術までに及んだ…

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